【こぼん】前回のこぼん更新は12日。いままでで一番更新期間が長くなってしまった。日記にする事がなかった訳ではない。18日には写経会もあった。こぼん日記更新の余裕はここのところ全く失われてしまっていた。というのも全国日蓮宗青年会 第28代会長に名古屋の光岡潮慶上人が拝命され4月より事務局長として九州結集熊本大会まで準備を重ねてきた。ここで正式に自分自身は委嘱状を受けた。私はバタバタしていたので後輩より頂いた写真はなんだか横長(パノラマ)で、行数も後わずかとなってしまったので結集の様子などまた後日落ちついて書きたい。今は心身共に困憊。早速、明日の夜は事務局会議と就任の挨拶を発送予定。
5.23 全日青 九州結集熊本大会
【こぼん】ちょうど5年前、佐渡で全日青事務局員として唱題行脚をした。当時(5年前)準備の為、前日より佐渡の地に入った。そのときまかされたのが佐渡両津港より大銅像までの道のり(約2キロ)にある商店街の一軒一軒に明日の大銅像建立落慶式にあたり奉納する万灯が通るため出来るだけ路上駐車を避けるようにとご協力とご理解を頂くことだった。ありがたいことに当日はご協力を頂き路上駐車はなくスムーズに行脚が行えた。無事に落慶式を終えたあとは大粒の涙が溢れた。自分自身にとって佐渡の地の方とお話できるとても良い機会は自分自身の糧となっている。宗派は違えど佐渡の地は大聖人の聖地であるということはご存知で話が弾んだ記憶がある。佐渡に大銅像建立の経緯はこちら。また、いつでもWebカメラでその大銅像の姿を拝する事だができる。
5.12 佐渡 大銅像建立五周年法要
【こぼん】ひさびさにこぼん日記を更新。GWは行楽日和が続いたが、私にとってはいつも通りの日々。先日はお役目で島根県へ。翌日は島根県から山梨県にある日蓮宗総本山身延山入りした。あたりは既に薄暗く19時頃。そしたら参道が通れない程の人。この写真では残念ながらまったく伝わらない。むしろどこが?!と思う方が多いはず。浴衣に下駄を履き「カランカラン」と下駄の音と笑い声が山々に響いていた。浴衣の方が沢山いるところで写真を撮ったのでは怪しまれてしまう。ところが離れて撮ればこの通りまったくその様子は伝わらない。写真では奥の方に人だかりがある。総本山の参道に人だかりがあるのは昼間にそれだけお参りがあった証拠。なんともありがたい風景と思って撮ったのに....。さて明日からは佐渡ヶ島へ。その様子は次回の日記で。
5.9 賑わう?!身延参道
【こぼん】4月28日は分かりやすくいうと日蓮宗が始まった日(立教開宗)。私は、例年通り黒素絹・木欄五条を身に纏い、頭には天台笠を冠り、手には団扇太鼓。写真の格好を俗に行脚スタイルという。昨年同様、名古屋宗務所(東区本覚寺)までの15キロを太鼓を鳴らし「南無妙法蓮華経」と唱え歩く。昨年の記憶では2時間で到着した。宗務所集合が正午となっていた為、10時に円乗寺を出発した。一気に名古屋城まで歩き携帯電話を頭陀袋から取り出すと12時5分前。これではとてもではないが集合時間には間に合わない。このぶんだとあと40分はかかる。まいったな。お金もない。ただ宗務所には着替えと財布が届けてある。迷いに迷った結果、こんな格好(右写真)で手を挙げる。恥ずかしながらタクシーを止める為だ。しかも1台目は乗車中でスルー。恥ずかしい想いをしたので2台目はしっかり「空車」表示の確認をして手を挙げ停車。前回日記同様詰めがあまい。なにしろ恥ずかしいので日記もここまで。
4.28 立教開宗ひとり行脚の反省
【こぼん】荒行堂(寒壱佰日修行)での先輩上人が結婚なされて小田原の箱根湯本での披露宴に招待頂いた。披露宴は何度出席しても最後の最後で必ずウルッときてしまう。なぜだろう。さて、招待頂いたお陰で自分自身本当に久しぶりの家族旅行も兼ねることができた。孝太朗にとっては初めての新幹線・外泊。新幹線では多目的室のある号車を予約。授乳の為に万全を喫したつもりが鍵がかかっていて使用している様子。結局、小田原駅へ到着してしまった。帰りも使用出来ず、後でわかったのだが、乗務員の方に授乳の為にとお願いして初めて鍵があくとのこと。最後の詰めが甘かった。左写真は箱根湯本で1台だけの人力車に乗っていたら偶然「南無妙法蓮華経」のお題目の碑が目の前に。ここの川(早川)が氾濫した時に建立した供養の碑であるとのこと。街でいろいろな碑を目にする。碑は後世にその当時の様子や想いを伝える大切なものである。そしてその碑を大切に護る人々が地域にはいるのだ。
4.20 箱根湯本にて
【こぼん】4月14日は当山年中行事の『永代経法要』。曜日関係なく14日に決まっているので若い参拝者はどうしても限られる。昼13時からの永代経法要の前に当山の日蓮大聖人銅像(千葉県清澄寺 旭が森銅像複製)前で20分程、報恩感謝の唱題行を行う。写真は練習風景で約40名の方が太鼓を手に取り唱題(南無妙法蓮華経と繰り返しお唱えすること)した。昨年との違いは新たに大太鼓を打つ檀信徒が増えたこと。先日、円乗寺で2時間付きっきりで練習。結果、本日は自信を持って太鼓を打ち、みんなを引っ張った。2時間でよくここまで上手くなったなと思っていたら、練習の後日に自宅で復習したいということで大太鼓を購入し練習したのだという。大太鼓の練習は『読経教室』のあと興味がある方が居残り練習をしている。次回の『読経教室』6月8日(日)で開経偈の内容について解説。そして前回要望があった佛壇の中の話をする予定。どなたでも参加で来ます!
4.14 永代経法要前の唱題行
【ぼん日記】『屋根より高い鯉のぼり♪』と大声で歌ったのが懐かしい。妻の実家から大きな鯉のぼりをいただき早速、大空めがけてポールを伸ばす。今では自転車の空気入れで手軽にポールを立てる事ができとても便利。尾びれを振り泳ぐ鯉に我が子 孝太朗(今日から八ヶ月)も大喜び。鯉のぼりをあげる由来は「中国の正史、二十四史の一つである後漢書による故事で、黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが鯉のみが登り切り、竜に成ることができたことに因んで鯉の滝登りが立身出世の象徴となった」ことによる。また立身出世の関門を『登竜門』というのもこれに由来する。鯉は、清流だけでなく、池でも沼でも生きられる生命力の強い魚であると聞く。何が起こるかわからぬこの時代、鯉にあやかり力強く生きて欲しい。ただ、今はなにより写真の様に笑顔が一番。
4.9 屋根より高い鯉のぼり
【こぼん】天上天下唯我独尊。どこかで一度は見聞きした言葉であろう。この言葉はお釈迦様が降誕され、右手を上に左手を下に向け発せられた初めての言葉で知られる。写真は子供たちが誕生仏に甘茶をおかけする様子。甘茶はお釈迦様ご降誕の折、竜王が天から甘露の雨を降らせたとされることに由来する。さて、この写真には納まっていないがまわりには約80人の子供たちが境内を駆け回る。本日は天候も良好で桜も満開。ひらひらと天から降る花びらに待ちきれず手を伸ばし飛びついて掴もうとする姿にほのぼのする。本堂では太鼓や木鉦の音が響く。今回のテーマは『おもいやり』とのこと。様子の詳細はこちら
『平成版寺子屋ブログ』
をご覧下さい。ちなみに寺子屋開催者はこぼんではなく熱田区・中区の熱き青年僧。当山 円乗寺は中川区。
4.4 寺子屋様子 熱田区 本遠寺さまにて
【こぼん】第2回目の読経教室 初級コースを開催。12名の檀信徒と共に『方便品第二』を読誦・解説した。法華経には『信』という字が数えきれない程出てくる。『信受』することがなにより先決。信じるから解る。解ってから信じるのではない。今回の方便品(十如是まで)は前回の自我偈より随分短い為、数句読んでは語句の解説といった方法で進めた。今までなかなか一字一句の意味を考え読経する事はなかった。解説という役目をいただくことで多くの解説本も引っ張り出し頭と身体に叩き込む機会を得た。お陰であっという間に限られた2時間は過ぎた。彼岸も過ぎて温かな日かと思えば肌寒い日となってしまい5分の途中休憩ではヒーターの前で暖をとる姿があった程。読経教室も終わりホッと一息ではあるが、ありがたいことに来月・再来月とお説教の機会をいただいていて頭を悩ます日はまだ続く。
3.30 第2回 読経教室
【写経】まだまだ彼岸中。雨のお陰で花粉症は休息中。今日は以前より当山に参拝頂いている方が友人を連れて写経体験。希望者には時間さえ合えば写経会以外でも当山書院にて写経体験を行っている。大学卒業より地域の方に限らずどなたでも門をくぐれるお寺を目指してきた。今日参加頂いた女性3人から、生まれてこのかた仏教を身近に感じた事がないとの話があった。私は出会う人に、もしも「街角であなたの宗教は?」とのアンケートがあったならばなんと答えますか?と尋ねてみる。その答えの大半は無宗教と答えるであろうという。とても残念でしかたない。経典にあるように法華経に出会えた事はまれな事であり、とてもありがたい事。それを伝える役割を与えられた私は、これほどありがたい事はない。今日体験された3人がアンケートに答える事があるならば日蓮宗と答えずとも仏教に○を付けると確信している。
3.19 お彼岸中に写経
【青年会】花粉で目がかゆい。どうしても集中力が欠けてしまう。本日は彼岸の入りという事で市内寺院の彼岸法要に出仕。彼岸とは、煩悩を脱した悟りの境地をさす。暦の上では、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた7日間をさす。最初の日を「彼岸の入り」・最後の日を「彼岸明け」と言う。法要でこんな話を耳にした。「川で泳ぐ魚は、ただ流れに流されるのではなく流れに向かっていく、だからその場に留まる事ができる。でなければみんな魚は海まで流されてしまう。」 思わずハッとさせられた。私も仏道を歩むひとり。精進という歩みを止めれば堕落の道。この1週間は特に仏道修行する期間でもある。さぁ、集中力を花粉のせいにしている場合ではない。
 以前お伝えした「ほとけの子通信」第11号が発行された。ただ発行しただけでは意味をなさない。手に取って読んで「あいさつ」をより生活の中に取り入れて頂けなくてはならない。手にしなくとも読めるのがWebの良いところ。青年会携帯HPはこちら。
3.17 ほとけの子通信11号発行
【こぼん】いよいよ東海地方にも杉花粉がやってきた。数年前まではマスクで出歩く事に抵抗があったが、今ではおかまいなし。さて、来月は当山で永代経法要が営まれる。そしてその一ヶ月には永代経の案内と円乗寺新聞「あんじゅう」が発行される。新聞の名「あんじゅう」は当山の山号である安住山に由来する。新聞の題字を檀信徒の小学生に依頼しているのだが、これがまいど発行寸前になってから、慌てて檀信徒の家へお願いにあがる。今回は近くに住む笑顔が素敵で、ピアノが上手な小学5年生にお願いした。書道の経験はないからと言っていたけど、書く姿はとても様になっていた。新聞「あんじゅう」には『写経会』『読経教室』の日程詳細も掲載されている。双方とも檀信徒に限らずどなたでも参加可。それにしても3月の『読経教室』は花粉飛散のまっただ中。今はそれが心配で憂鬱。
3.9 あんじゅう10号の題字
【こぼん】早水日秀聲明導師が講師の研修会が聲明師会によって東区大法寺さまにて開催され私も参加した。聲明(しょうみょう)とは、仏典や真言などに節をつけたもので、儀礼法要に用いられる仏教音楽(声楽曲)。たとえば道場偈(音がでるので注意)はこんな感じの旋律抑揚。クリックなさった方はとても素敵な声だと思われたかも。精進足らず残念ながら私の声にはあらず。さて、今回の研修会では聲明発声ではなく、基礎に戻って白衣を始め法衣・袈裟の着付け方などの指導を頂いた。お釈迦さまのお声は清浄なる声(梵声・梵音声)と仏典にはあるが、いったいどんなにありがたお声なのであろう。一言でも耳したいと想いを馳せる。
 話は変わり日蓮宗推薦映画『明日への遺言』を紹介。堀之内妙法寺に縁のある岡田資(たすく)中将の獄中手記を基にした映画が明日よりが上映される。戦犯裁判の映画で感動の実話。
2.27 聲明研修会
【こぼん】寒壱百日間の日蓮宗大荒行堂を成満すると日蓮宗より修法師の任命を受ける。今までに大荒行を成満した名古屋の修法師の会がある。日蓮宗名古屋修法師会という。こぼんも所属。その会では毎年、大聖人ご降誕のご聖日である2月16日に、本年度大荒行堂の出行僧と共に、市内の修法師全員が総出仕のもと、世界立正平和祈願大法要を行う。また、この祈願会には千人を超える檀信徒が参詣し個別祈祷を受ける。
さて、このような名古屋での行事がこれからはHPでも案内されたり、その時の様子などが報告される事となった。そのHPは日蓮宗 名古屋宗務所によって開設され、この2月16日(日蓮大聖人ご降誕の聖日)よりアップされた。まだまだ情報は少ないがこれから次々に更新される。ぜひ一度ご覧頂き、ブックマークを願いたい。
2.16 修法師会 世界立正平和祈願大法要
【ぼん日記】ひさしぶりの『ぼん日記』。方々より「最近はまったくぼん日記(孝太朗の近況)がないね」と言われる。やっと生後六ヶ月。「もう」というより「やっと」との言葉が正直今の気持ち。ちょうどその2月9日に名古屋に雪が降った。孝太朗にとっては初めての雪。いつものように大聖人銅像さまにご奉告の参拝途中が左写真。ここまでいろいろな方に支えられて育ってきた。お腹にいる頃から大太鼓で『ツクツクドンツクドンドン』のお題目を聞かせてきた為か、産まれてから太鼓の音を聞かせるとなんとも言えない顔を我々に見せる。そして日記更新の本日(12日)初の寝返りをうった。寝返りは四ヶ月〜五ヶ月頃に、寝返りし始めるということを聞いていたので、最近心配になり寝返りの特訓をしていたところ、遊び道具につられてごろんとうつ伏せに。その瞬間、恥ずかしながら感動してちょっぴりウルっときてしまった。最近ではお檀家さんも住職・私をスルーして孝太朗のもとへ。ずいぶんかわいがって頂いている。一緒になって銅像さまの前で読経をするのはまだまだ先だが、その時の銅像さまのご尊顔を拝するのが楽しみでしかたない。どんなお顔をなされるのであろう。
2.9 ぼんが生後半年を迎え
【こぼん】本日は早朝5時半に起床して当山より車で30分離れた熱田区 本遠寺(ほんのんじ)さまへ向かった。まだあたりは道中薄暗かった。本遠寺さまでは毎月8日6時30分より唱題行(ただ一心に「南無妙法蓮華経」とお題目を唱える日蓮宗の行法)が約1時間程、行われると耳にし、詳細をお尋ねしたところ「是非お越しになって下さい」とありがたいお言葉を頂けたので共にお題目修行をさせて頂いた。唱題行が始まった頃はまだ薄暗かったが、時間が経つにつれ辺りは明るくなり日が射し込んだ。私が座った場所は大太鼓の後ろということもあり太鼓の振動が法衣に伝わり細かく振るう。その振動が私の心と身体を浄化させるように感じた。すばらしさや感動を伝えたいけれどなかなか言葉では伝えられないもの。私は体感するのがなによりてっとり早いと考える。それにしても今日の朝ご飯は普段より美味しくいただけた。南無妙法蓮華経。
2.8 熱田 本遠寺にて唱題行
【こぼん】全国では暦での寒に入ると『ドン ドン ドン』と団扇太鼓の音色が聞こえてくる地域も未だ多いのではないだろうか。当山から車で5分のところに日蓮宗 妙本寺さまがある。妙本寺さまのご住職は、この時期になると15日間の寒修行を檀信徒と共に行う。本日は当山に21時頃にお立ち寄り頂き、妙法広布・世界平和に当山の寺門興隆をご祈念頂きた。その後、当山にてぜんざいを召し上がって頂き、暫しの休憩の後、またお題目の太鼓の音色は遠のいていく。きっとこの地域の方はこの音色を聞く度に、また一年が安穏に暮らせたのだなと一年を振り返ることだろう。さて、青年会も寒行を行っている。本年は私自身、『写経会』の為、止むなく参加出来なかったが1月20日に平和公園を唱題行脚し、平和堂にて世界平和を祈念した。
 また本日はこの「こぼん日記」で度々紹介する『平成版寺子屋』が熱田区栄立寺で行われた。80人を超える子供たちで賑わった。詳細は『平成版寺子屋ブログ』にて。
1.26 新家 妙本寺寒行
【青年会】名古屋青年会では、年に2回子供向けの機関紙『ほとけの子通信』を発行。今回の11号はこぼんがチーフを担当。4名でほとけの子通信部会を開催。前回は6号担当。会議では我々が今の子供たちに伝えたいこと。世間の大人達が子供たちに伝えたいことを語り合ったところ、次号は『あいさつ』がテーマとなった。夏の暑い日、風鈴はあってもなくとも気温は決して変わらない。年賀状がなくとも新年正月は過ぎ行く。部屋に花がなくとも過ごすことはできる。そして朝の「おはよう」夜の「おやすみ」がなくとも、また翌朝を迎える。ただそれらがない生活はとても空虚で、味気ない。心が穏やかになる工夫と心がけは自分次第。その中で人と人の心を一瞬で繋げる『あいさつ』。そして我々が伝える仏教も同じく知らなくとも生きてはいける。ところが手を合わせる心など、仏教を知ることで生き方は随分変わるものだ。私自身も仏教と出会い、考え方・生き方が好転したひとり。
1.17 ほとけの子通信11号会議
【こぼん】第7回を迎える平成20年新春初祈祷会がぽかぽか陽気のなか行われた。事前にお申込み頂いた『家内安全 身体健全 交通安全 除厄祈願』などを三十番神堂にて修法祈祷した。今回も前回同様で個別祈祷を6座設けた。左写真 本成寺住職 天野上人による法話の後に、三十番神堂へ移動して祈祷という流れ。今回のお話の内容は残念ながらまだお聞きしていないが、案内係の渡邉上人によると、前回は13分の話の中で涙を流す方も少なくなかったという。祈祷の前に法話という流れはここ数年で定着してきた。私自身は三十番神堂にて祈祷後、その場で新年の挨拶。今回は「家に南無妙法蓮華経の勤めあらば七難確かに退散せしめん」という祈願文について挨拶に付け加え話をし、最後に1月20日の新年写経会 3月30日の読経教室の参加を呼びかけた。
1.6 新春初祈祷会
【除夜祭】除夜祭が本格的に始動して早3年。写真はカウントダウンの様子。プロジェクターで映写。Flashで10秒前より自然に10 9 8 7...と大きく浮かび上がる仕組みで新年を迎えると「明けましておめでとうございます」という言葉が上よりドスンと落ちてくる。写真は鐘楼堂から撮影したものだが。参詣者はそれぞれ声を出したり、拳を突き上げたりと大盛り上がり。ジョージさんの水行では予想通り境内がどよめいた。除夜祭の詳細はまた後日『除夜祭報告』で掲載予定。除夜祭が終わると今度は当山の年中行事「新春初祈祷会」。除厄祈願や交通安全祈願などを僧侶6名で祈祷する。また祈祷の前には本成寺 天野上人によるありがたい法話がある。新春初祈祷会の行事も私が大学を卒業してから始めた行事で、ありがたい事に年々参拝も増えている。除夜の鐘に話は戻り、昨年に引き続き産経デジタルで圓乗寺を紹介頂いた。除夜の鐘を聞けなかった方はこちらよりお聞き下さい。
12.31 大晦日 除夜祭でカウントダウン
【除夜祭】あと数日で除夜祭を迎える。以前こぼん日記で紹介したジョージさんが水行の所作確認に訪れた。生憎の雨の中、ジョージさんと共に何度となく繰り返し行った。控え室では笑顔も溢れていたが、本堂前に立ち、ご本尊に対し合掌すると顔つきは一変し真剣そのもの。当日の水行時間はジョージさんが23時30分より。私は0時30分を予定。また、鐘楼堂には杭を打ちロープを張って当日にのぞむ。杭を打っているとお墓参りのお檀家と出会いお話をしていると、帰りがけに「大晦日お手伝いありますか?」と声をかけて下さり、私は「あります。お願いします。」と即答。ちょうどぜんざい・甘酒・おでんなどの食器洗いが手薄だった為、救われた。当日はボランティア25名で迎える事ができそう。明日は法筵寺さまからお借りしているテントを張ったりとボランティア数名で準備会を行が行われる。
12.28 大晦日へ向けて
【こぼん】当山除夜祭が東海地域のエンターテーメント雑誌『東海ウォーカー』24ぺージに掲載された。昨年は『中日新聞ショッパー』。一昨年が本年度と同じく『東海ウォーカー』に掲載された。5年程前までは除夜の鐘を撞きに参拝される方もまばらで150名程だった。まだその頃は「除夜祭」のネーミングもなかった。そんな除夜祭が一転したのは一昨年、ボランティアの友人などと今年からは思考を変えてもっと盛大に開催しようと決めて、人集めに道でチラシでも配ったらどうだろうかと話合っていた頃合いにグットタイミングで東海ウォーカー掲載が決まり、ボランティアのモチベーションも一気に上がった。もちろん結果はその掲載効果大で400名の参拝者で溢れた。そして昨年は『ショッパー』効果で600名を超えた。またありがたい事に今月29日には『FM愛知』の放送の中で紹介して頂ける事が決まっている。熱意とおもいは必ず結果を生み出す。今はそう信じて邁進したい。
12.15 除夜祭が東海ウォーカーに掲載
【こぼん日記】平成19年度第3回僧道林が千葉県清澄寺で開催され、私は今回で3回目の書記となる。3回目にして初の海外国籍の僧道林生(4名)と共に4泊5日の修行を体験した。アメリカ国籍2名・中国国籍1名・韓国国籍1名と日蓮宗も随分グローバル化しつつある。また驚いた事に、イタリア人日蓮宗僧侶にイタリアの地で出会い得度したという日本人林生も。アメリカ国籍の一人は、日本語が話せないという事で海外布教経験者の僧侶が通訳で付いた。やはり海外の方が僧侶になろうと目指すのであるから、随分と勉強していて、高度な質問も多くあった。自分自身に置き換えて考えてみると、言葉も通じぬ国に行って、その国の人に囲まれて修行をするというのは相当な覚悟必要。その4名より、5日間を通じて感じた事は、緊張や心配以上に期待があり、なによりもかえがたい信仰が参加へと導いたのであろう。
12.9 平成19年度第3回僧道林
【布教師会】名東区本成寺(天野行淳住職)で今年で13回目を迎える『一日、聞法の集い』が行われた。檀信徒に関わらずいろいろな方に、お話を聞いて欲しい。年に1度でもいいから法に耳を傾けて欲しい。そんな想いではじめられた集い。第一講では情妙寺 林上人が日蓮宗の伝統的な布教作法である高座説教を勤め、その後の第二講では妙圓寺 竹内上人が参加者との空間である距離と共に心の距離をぐっと縮めで分かりやす話しをされ、参加者は耳を傾けた。私はというと日蓮宗新聞 名古屋通信員という事もあり、記録係。当日は写真を撮ったりするぐらいの役目であり、お説教をゆっくりと聞かせて頂く事ができた。自分自身、約10年前にお話ができる僧侶を目指し出家。目指す先はまだまだ先にある。口があれば誰でも話はできる。だから奥が深いと言うがまさにその通り。
11.28 布教師会『一日、聞法の集い』
こぼん】最近、度々当山にお参りなさっているジョージさん(ウガンダ出身)と奥様。縁あってお寺にお参りになり、キリスト教と仏教の違いなどを時にふれてお話をしてきた。もともとはキリスト教徒であったジョージさんは日本に来て日本の方と結婚をした。日本には日本の良い文化がある。「郷に入れば郷に従え」という柔軟な気持ちで当山の御宝前でも手を合わせる。そんなジョージさんに「一般参加で大晦日に水行をしてみては」と勧めてみた。すると即答で『やってみる!』との返事が返ってきたのが約2ヶ月前。それから参拝なされる度に「気持ちは変わらないか?」と尋ねると「変わらない。水行する。」との答えであったので本日、水行する際のお経(水行肝文)の解説と水行に臨むにあたってのお話をした。12月に入ったら当山で共に水行を行い除夜祭を迎える。2年前は一般参加で五十嵐君
11.25 除夜祭 水行予定
【こぼん】『大晦日が近づく程熱くなるお寺』と銘打って3年。本年もあと1年と少しで大晦日。本日は、19年度 除夜祭の打ち合わせ会議を行った。本年度ボランティアスタッフ25名中14名が当山に集い、当日の準備品や役割などを確認しあった。本堂でのオリジナルお守り作り、境内でのおでん 白玉ぜんざい 甘酒の振舞いも変わらず行う。また108撞目まではポラロイド写真付というのも以前と変更はない。近年人気をはくしている水行の模様をかたどった顔ハメ写真も設置決定。毎年頭を悩ますのが、当日お手伝いいただくボランティアスタッフの確保である。本年はひとまず昨年と変わらない人数で除夜祭参拝者を迎える事ができそうでホッとしているところ。夕食時であったのでデリバリー釜飯『釜のや』さんに注文。あったか釜飯を美味しくいただきながら楽しく打ち合わせが進められた。まだまだボランティアスタッフ大募集中です!
11.24 除夜祭打ち合わせ会議
【こぼん】11月11日は小松原法難会というご聖日。円乗寺では、全檀信徒へ『お祖師様の綿帽子を小松原法難会より翌年春彼岸までお掛け下さい』という案内に綿帽子を同封し郵送した。読経教室 開講前に「今日、家を出る前にご自宅のお祖師様に綿帽子をお掛けしましたか?」の問いに参加者皆が首を縦に振る。私が伝えたい事がしっかり伝わりそして実行頂きホッとする。さて、今回は当山、初の読経教室。第一回目の読経教室(自我偈中心)に21名参加頂いた。最初、左写真のようにパソコンにプロジェクターを繋ぎ、スクリーンに映し出して、お経は『いつ どこで 誰が 誰に 何の為に』という事を質問を交え解説。その後は、自我偈を私が唱え
11.11 読経教室『お経とは?』
た文を繰り返しお唱え頂きながらお読みした。また、念珠・合掌の姿勢などの話を挟みながら繰り返し自我偈を読む。2時間という時間はあっという間に過ぎ、終了後のアンケートでは21人全員が次回も参加したいに○が付けられていた。もちろん私への気遣いもあっての事であろうがついつい笑みがこぼれた。次回の行事は大晦日の『除夜祭』 『新春初祈祷会』と続く。アンケート結果やこれからの月回向で感想を参考に、第二回 読経教室へ向けてより一層ご参加頂けるように精進を誓う。どなたでも参加でき、お檀家さんやご信者さんと向き合える催しを今後も増やしていきたい。次回 読経教室は3月を予定。
11.11 読経教室『自我偈転読・解説』
【こぼん】地域の方・檀信徒以外の方にも気軽に参拝頂けるようなお寺にしていきたいと心に決めて早10年。『除夜祭』『写経会』『読経教室』と檀信徒に限らずどなたでも参加頂ける催しを新たに企画してきたものの、通行人にもみてもらえる掲示板がなかった。今まで、コルクボードを使って行事などを掲示してきたが雨や風で長持ちしなかった。今月の中頃、アルミサッシ屋さんでもある圓乗寺 相談役の神谷さん(株式会社 神谷商店)に出向き、私の10年来の想いを打ち明けた。神谷さんは幼少の頃、三河 田原市の日蓮宗寺院で過ごした経験がある程、日蓮宗には縁が深い方である。私の願いに「お寺には、おじい おばあ 大人も子供も出入りせにゃあかん」「そういう想いならば協力させてもらう」と神谷さん。11月下旬までにという話が早速、取り掛かって頂き本日完成した。その後、自分の想いをプリントアウトし掲示板に掲載。大聖人が立教開宗したのが御歳32歳。恥ずかしながら私も32歳。33歳まであと4ヶ月。「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」大聖人52歳のお言葉。
10.31 念願の掲示板が圓乗寺に!
【こぼん】5歳時の七五三参りをこぼん日記で掲載し早2年。今回は7歳の七五三の参拝があった。七五三は11月15日に祝う。近年はその日に限らず前の土日に寺社へ家族で参る事が多い。11月15日に祝う事になったのはこの日が28宿の鬼宿日にあたり何事の祝い事にも最良の日であったとされた事に由来する。成長するのはとても早く、2年前と比べると随分しっかりした顔立ちであった。祈願が終わり千歳飴を手渡すと『ありがとうございます』というお礼の言葉に驚かされた。8月に生まれた我が子と重ねながら発育増進を祈念。日蓮宗寺院でも、この七五三に合わせ熱田区 本遠寺さまではお稚児行列も催す。今年は残念ながら資料がなく詳しくお伝えできないので、来年はしっかり調べて「こぼん日記」でご案内したい。私も友人の子供を誘って我が子の七五三には日蓮宗 本遠寺さまの稚児行列に参加する事を夢見る。子供の笑顔に勝るものなしと思える一日となった。
10.27 七五三祈願
【宗務所】今年度より日蓮宗名古屋市宗務所の書記となり毎月7日・17日・27日には宗務所(東区 本覚寺内)に通い、会議や事務作業などを行う。宗務所では毎年、団参(団体参拝)を行っており本年は初日に総本山 身延山 久遠寺にて輪番奉仕。2日目に大本山 北山 本門寺へ参拝。それぞれが行衣(ぎょうえ)を身に纏いタスキを掛けて参拝。参拝を終えたら行衣にご朱印が押印される。写真の方は白い行衣に朱色にのご朱印がぎっしり。いままでに数多くの日蓮宗寺院に参拝なされた事がそこからうかがえる。日蓮宗では、この行衣は自身の命が尽きた時には経帷子(きょうかたびら)[死出の旅立ちの身支度の衣裳]とする。死出の旅路で御曼荼羅につつまれて、また護られながら歩みゆく。ご朱印はその方が生前に積んだ功徳が目に観てわかるようにという意味もあるのであろう。本年団参は121名参加。参加者は圓乗寺檀信徒ではなく、名古屋の日蓮宗寺院の案内で参加された方ばかりで始めは緊張したが、段々と打ち解ける事ができた。緊張と疲れから解放され帰山しまもなくピンポンと突然チャイムがなる。どなたさまかなと玄関に向かうと昨年、当山で祈願した方が無事に願いが成就したという事での仏祖三宝への御礼の参拝であった。ゆっくりと共にお題目を唱えて御礼と報恩感謝。南無妙法蓮華経。
10.22 23 宗務所団参
お問合せMailFormリンク 地図 電話 052−431−6324
Copyright(C )日蓮宗 安住山 円乗寺 All rights reserved