【こぼん】いやいや今までいじをはってこの『こぼんちゃん日記』をホームページとして作成しておりました。更新に慣れたものの結構大変でした。そしていつしかこの日記が「である調」に。はじめのうちは確か「です・ます調」だったのですがいつのまにやらである調になっていました。これから更新していく『こぼんちゃん日記Blog』ではです・ます調でいこうと思っています。檀信徒や友人から書き方が堅いとのご指摘を頂きながらの更新でした。ただ読んでいると、その堅さの中に若上人らしさがあって、その話をしている姿がイメージできるとのご意見もありました。正直、今までは不思議と画像の高さいっぱい書かなければいけない衝動にかられ書いてきました。この下↓のうっすらした横棒まで書かねばと思いながら。現在もあと少しで最終の行まで辿りく。Blogはいままでと違ったラフな感じでよりいっそう楽しく書いていきます!これからもこのこぼんちゃん日記よろしくお願いします!『こぼんちゃん日記Blog』http://enjoji.seesaa.net/
携帯電話からも見れます。
3.20 こぼん日記Biogへ
【こぼん】小学生からの友人が結婚した。挙式・披露宴は名古屋テレビ塔4階(THE TOWER RESTAURANT)で行われた。午前中は法事であったため披露宴より出席した。晴天に恵まれ空も新郎新婦の姿も晴れ渡り、雲一つない。友人より法衣を着て出席して欲しい。そして友人代表のスピーチの依頼もあった。乾杯以外は私のスピーチのみということで、どんなスピーチにするか随分迷った。披露宴のスピーチは短かければ短いほど良いなどと耳にする。前々日、本堂でスピーチの練習をストップウォッチ片手にやってみたら。驚きの22分。これはまずいと再考して、今一度本堂へ。ストップウォッチを止めると今度は12分。まだ長いがいざ本番へ。さて反応はというとまあぼちぼち。二次会の幹事もあって慌ただしかったが終わってホッ。写真は二次会の様子。この友人は誰に聞いても「とても優しい男」私も太鼓判!
3.7 友人の披露宴でスピーチ
【こぼん】日蓮宗名古屋社会教化事業会主催が第11回の「心の教育講座」という講演会を開催。今回の講師はテレビや新聞、雑誌などでよく取り上げられている、愛知県岡崎市の浄土宗西居院住職の廣中邦充師。いじめや不登校、引きこもり、家庭不良など様々な問題を抱えた少年少女たちを無償で預かり、これまでに400人以上もの子供を更生させてきた僧侶。講演というと演台にどっしり座って講演という姿を想像するがそのイメージを一変せるアグレッシブさ。写真にあるように聴衆と握手をしながら体験談を語る。その迫力がまた凄い。どこからこの力が湧いて来るのであろうと思う程。私にはとても真似できない。その勢いに押されて間違いなく公演中の私の鼓動は速まっていた。今迄に僧侶の講演でこれほど笑いが起こった講演は私が知る限り初めて。11月に『イキイキお題目』と題した高座説教を行ったが、廣中邦充師はイキイキしていて聴衆もイキイキ、講演会場をあとにしたのではないだろうか。昨日の友人の披露宴までここのところとても慌ただしく日記更新が遅くなった。次回は3月7日に披露宴でスピーチした様子を更新予定。
3.2 心の教育講座
【こぼん】25日で34歳になった。誕生日を挟んだ24日〜26日の三日間、沖縄に家族で行った。気候はとても良く半袖でちょうど良いくらい。到着した日はレンタカーでホテルへ移動。翌日の午前中は沖縄美ら海水族館へ。孝太朗が大きなジンベイザメやマンタを指差し大興奮。午後は泳げはしないものの海へ出かけて海岸で砂浜に絵を書いたり、穴を掘ったり。また波打ち際に足を入れて、波が来る度に私にしがみつく。人工的な中で遊ぶと飽きがくるのが早いが、自然の中で遊ぶと時間を忘れて遊ぶ。ただただ、その姿と風景を眺め心が癒された。翌日の最終日は、昨年6月23日沖縄行脚で慰霊唱題行脚中に急性脳梗塞で倒れ命を引き取ったその場所まで、移動して手を合わせた。それから中日ドラゴンズがキャンプをしている北谷球場へ北上して韓国プロ野球三星ライオンズとの練習試合を観戦。非常に充実した三日間となった。沖縄は地上戦の戦地でもありながら、現在はリゾート地のイメージが強い。沖縄の地は我々にさまざまなことを語りかけている。風化させてはならないことがそこにはある。
2.25 34歳の誕生日に沖縄へ
【こぼん】人間ドックから約一ヶ月。待ちに待った再検査。再検査の理由は胃にポリープの可能性があるとX線検査で診断されたから。それからどうも、なんだか胃に違和感を感じることがあった。本日、今池のリオエンタルクリニックに朝8時に到着。着替えて待つこと30分。血圧を測った後に胃を柔らかくする注射を打ち。さらに液状の麻酔を喉に5分間上を向いたままためる。飲み込まないようにと言われるが自然と唾を飲み込むように喉仏が上下する。以前の日記で胃カメラのことを書いた。ありがたいことに励ましのメールなどをいただいたので結果もお伝えすると、なんだか恥ずかしながらX線でポリープらしきものと診断されたが結果、その場所を含め胃袋にはポリープは全く発見されなかった。正直ほっとした。帰宅して本堂で読経した。こんなに身体をいただけたことに感謝して。そしてさらに精進することをお伝え誓った。
2.18 胃カメラ
【こぼん】昨日は日蓮大聖人がご誕生になられたご聖日。名古屋修法師会では祈祷会が開催された。翌日の17日、円乗寺に小学3年生の子供たちが80名も集った。私の母校である赤星小学校では校外学習で、学区や地域の歴史を知るという取り組みをしていて、学区の寺社などを中心に散策している。30分程、境内を自由散策したあと、私が富田町の歴史や地名の由来などを15分話し、その後、質問の時間を25分とった。思っていた以上に真剣に耳を傾け、積極的に元気よく質問する姿勢に圧倒された。質問も途切れることなくだいたい30問程答えた。地域密着の寺院を目指す当山にとって、母校の取り組みは非常にありがたい。帰りに「イケメンのお坊さんサヨナラ」と言われ、小学生だとわかっていながらも嬉しくて心でガッツポーズ。寺院は公共の場であるからもっと活用頂きたい。今回は自分自身にとってはあっと言う間の一時間。非常に良い体験となった。
2.17 母校の赤星小学校より80名
【こぼん】第5回読経教室が開催された。今回は「初級コース」ではなく「初心者コース」。始めてお経本を手にする人が対象。そのお陰で?か、わかないが、検索サイトで読経教室と検索したらトップに掲載されたので申込んだという方がいた。きっと参加される方も不安でありましょうが、正直わたしもどんな方がお越しになるのか不安であった。参加者14名のうち3名が檀家さんではない方。それも楽しいと言って参加して下さり、有り難や。読経教室の参加は当山の全檀家さんの家族構成を考えると参加率は1%ぐらいだと思う。そう考えるとちょっとさみしい感じもする。ただその参加者から「お釈迦様は漢字でお説きになったわけではないと思いますがどうしてお経は漢字なのですか」との質問があった。こういった質問は非常にありがたい。今回は法華経が成立に至るまでを正直に解説させていただいた。きっと参加者は、ではなぜありがたいのか?ということになってくるはず。今後も通仏教ではなく法華経にこだわっていきたい。
2.8 第5回 読経教室
【こぼん】今日は東海市妙法寺さまで法話。昨年8月より隔月でお説教の機会をいただいている。今回の内容は「仏さまの何を信じて手を合わせるのか?」と「ご先祖さんはお経を聞いて本当に喜ぶのか?」がテーマ。私たち僧侶はありがたいことに法事などを終えると親族の方より「今日のお経は有り難かったです。亡くなったおじちゃんも喜んでいます」との声をいただく。果たして本当に喜んでいるのかという点は、時間の都合で答えは次回の法話とした。ご信者さんはどんな答えを思い描いているのであろうか楽しみでもある。さて左の写真は妙法寺さまの控え室。毎回4・5名の方が15分から30分程、続いて法話をする流れであるため、前後の方が本堂でどのような話をされているのかが控え室にいてもわかる。そして控え室に限らず台所からホール・階段に至るまで妙法寺の建物にいる方は、お茶や食事の準備をしながらでも自然とお説教を聞くことができる。そのため、お勝手場の方や玄関で受付をされている方からも今日の法話に付いて、終えたあとには声を掛けられる。法華経をより深く知りたいと求めているお寺で法話をさせていただけるのは、とてもありがたいと共に胃が痛くなる。
2.6 ありがたくも胃がイタイ
【こぼん】愛知県高浜市特別老人ホーム「高浜安立荘」へ慰問法要に出向いた。とはいっても私は写真にあるように雅楽を奏でたり、声明を唱えたのではなく。日蓮宗新聞社通信員としての取材と法要に際して簡単な司会をした。雅楽を奏で素敵な声でお経を唱えると。初めは深々椅子に座り背もたれに背はしっかりもたれていたのが時間が経つにつれ、背もたれより背が離れ、前のめりになって聴く入所者の姿があった。いつもは法要に出仕することが多く気が付くことがなかたった。最後に散華を手渡しでひとりひとりにお配りすると両手のひらで大事そうに包み覆う姿があった。その方に法要後感想をお聞きすると「手渡しで頂いたぬくもりある散華をこれからは私のお守りとします」との感想がかえって来た。以前はわたしも篳篥(ひちりき)で参加。おもえば最近は全く吹いてないな。
2.2 慰問法要
【全国日蓮宗青年会(全日青)】28日、港区長耀寺さまにて全日青執行部会議が開催され、翌日の29日午前に全国より各青年会の代表者(会長)が参集し約半年間の中間活動報告を行った後に、残りの20年度・21年度へ向けての検討事項などを討議した。この日の為に事務局長として随分と準備を重ねてきた。その為、当日の役割は殆どなし。ここ一週間、疲れは最近ピークで風邪の影響か夜に寝ると寝汗を異常にかき、額に手をあてるとびっしょり。眠い目をこすりながら着替えをする。かといって自分自身、熱が非常にあるようには思わない。気が付くと前回は人間ドックの日記。やっぱり健康が一番。息子の孝太朗と久しぶりにお風呂入った。笑い声が絶えない。なんといっても家が一番。さて、日記の更新が終わったら代表者会議の議事報告書を作成しなければ。さあ、もうひとふんばり。
1.28.29 全日青 代表者会議・行学道場
【青年会・こぼん】大寒の20日に名古屋青年会で平和公園内の唱題行脚を行った。千種区松延寺さまを出発して「平和堂」で平和祈願を、「伊勢湾台風殉難者慰霊碑」前では、5,000人以上の死者・行方不明者を出した伊勢湾台風殉難者への回向を青年会長が行った。唱題行脚をする時は、不思議といつもの風景が違ったものに見えたり感じたりする。どんな思いで建立したのだろうかなど。こういった建物が風景になってしまってはいけない。お堂や碑は我々にいろいろな事を語りかけているはずだからである。
 さて、話は変わり翌日(21日)は朝から人間ドックへ行った。5年前にいって診断を受けた際に、お医者さんからあなたの身体は永平寺のお坊さんみたいな身体であると言われた記憶がある。当然、私の事を僧侶だと知らずに出た言葉であると思う。しかし、今回は残念ながら再検査もあり来月には胃カメラをせねばならない。人に聞くところ随分、辛いという。いずれにしても、再検査の結果問題ないことを祈るばかり。
1.20.21 唱題行脚・人間ドック
【写経会】毎年恒例となった新年写経会。普段の写経会との違いは写経後に白玉ぜんざいが付くこと。写経会は不思議と参加者は一定ではない。今回は写経を始めた当初に参加頂いた方の参加や新たにこのホームページをご覧頂いてお申込み頂いた方、そして皆さんが集中して写経されている中、ひとりカメラに気をとられてしまっている小学校よりの旧友など様々。写経後の茶話会は今迄になく盛り上がり、初めて合う参加者同志もいつもより心を解放していたように感じられた。地域や年令を超えて、お寺のあり方やお寺を楽しむ方法なども話に盛り込まれた。またガイドさんを経験されていた参加者は、私以上に全国のお寺に詳しく教わる事ばかり。天候は雨振りで残念な天気、しかしながら久しぶりの再会や新しい参加もあり、心は晴れ晴れ!
1.18 新年写経会で再会
【こぼん】やっと、うちにも正月が来た。除夜祭に新春初祈祷会が終わりホッと一息。右のぼやけた写真は私の鼻。本来ならば、新春初祈祷会の写真を掲載する予定が、大忙しで写真を取り損ねた為である。ではなぜ鼻かというと10年程前から春が近づくと酷く花粉に悩まされる。そこで初めてアレルギー性鼻炎のレーザー治療を6日にした。レーザー治療の施術前に私の左鼻腔には突起物があることがわかった。そのため鼻粘膜を表面麻酔するために麻酔液ガーゼを挿入とき鼻腔が狭くて涙が出た。麻酔のお陰でレーザー治療は全く痛みはなかったものの、その夜は鼻ずまりで完全に鼻呼吸は不可能。その為、口呼吸となり咽が乾燥して一睡もできなかった。レーザー治療する方には翌日のスケジュールは空けておくことをオススメ。こんな体調で11日が迎え御祈祷をする事ができるだろうかと心配なくらいだった。レーザー治療の効果は春にまた掲載。ああ鼻スッキリの報告をしたい。
1.11 レーザー治療・新春初祈祷会
【除夜祭】正月3日、ようやくこぼんのアップとなる。というのも大晦日に声を出しすぎたのか、それとも除夜祭が終わりホッとしたのか、喉風邪で声がガラガラ。新年のお経回り以外の時間は家の布団の中。本年は昨年より少ない約500名の参詣者で境内が賑わった。その中でも盛況だったのが綿菓子。綿菓子機の前には常に列をなしていた。今回の大きな収穫は、ここのところ数年、必ず大晦日には円乗寺に参詣しているという高校生8人に出会い、話が出来た事。そして「次回は、スタッフとしてお手伝いしみませんか?」との問いに笑顔で「やります」との返事を頂いた事である。私の友人で立ち上げた除夜祭に、本年は4名の檀信徒が加わり、次回は地域の方が加わるとなると、大学を卒業してからずっと思い描いていた除夜祭となる。
12.31 除夜祭
【除夜祭】除夜祭まであと3日。午後2時から除夜祭スタッフ8名が参集して、南区法筵寺さまより長期間お借りしているテントを設営したり、除夜の鐘の順番待ちで整列しやすいように、杭を打ちロープを張る。数年前はこれがなかった為に整列するのが大変で、列は公道まではみ出した。少しずつ少しずつではあるが進化している除夜祭。今年より新たに、熱田区本遠寺さまよりお借りした綿菓子機で綿菓子始めます!圓乗寺が戦災で残した建物は唯一、鐘楼堂だけ。現代は時計も各家庭に当たり前のようにあり、時報となる鐘を撞く事は無くなった。撞くのは大晦日のみであるが、戦後に再鋳した梵鐘は戦争が再び起こらないようにと願い祈っている音色である。準備会を重ねてきたが今年よりは近隣の方に参詣してもらえるような除夜祭というコンセプトを打ち出して臨む。家族や恋人と寒い中、肩を寄せ合い笑顔で除夜の鐘の順番待ち、その間、将来の夢や希望が語られる場となればと思う。
12.29 除夜祭準備会
【こぼん】トヨタの「iQ」が円乗寺にやってきた。早速、早朝より月回向にまわると、信号待ちではじわりじわりと左右の車が真横に付き、珍しげな眼差し。私はなんだか恥ずかしく、ただ信号機を直視。その「iQ」が私の初ドライブにプレゼントをくれた。「かい〜の」でおなじみの間 寛平さんに午前10時頃、名古屋市中川区下之一色町で出くわした。信号待ちをしていると目の前に赤いウエアを着た寛平ちゃんがスタッフ3名と共に走る。テレビで観た「アースマラソンだ!」と、窓を開けて「頑張ってください!」と声援を送ると、右手を上げて応えてくれた。私も以前にホノルルマラソンに挑戦したことがあるが、世界一周は想像もつかない距離、東に向かって走り出し、西から日本へ戻ってくる。地球が丸いなんていうは通常体感できないことが、きっと寛平ちゃんは体感できるのであろう。走る姿にテレビで観るいつもの姿はない。右手を上げてもらったときに自分自身にも力が湧いた。寛平ちゃん改めて頑張って!
12.21 「かい〜の」アースマラソンに遭遇
【こぼん】久しぶりの家族3人で出かけた。行き先は南知多ビーチランド。平日ということもあって、イルカのショーも観覧席には30名程の親子のみ。ふれあいイベントでは、イルカやアシカ・アザラシにも触れることができて、孝太朗も大喜びかと思いきや、あと一歩踏み出せない様子で神妙な面持ち。そのあとは、内海の海岸を散歩。空飛ぶ鳥を追っかけたり、迫り来る波に後ずさりしたりと、初めてみる光景に表情も豊か。家族でこんなに穏やかに笑えた日は、思い返すとなかったような気がする。気が付けば孝太朗も1歳と4ヶ月。のんびりする余裕もなく今まで過ぎた。新春初祈祷会では「いつも笑い声が家中に響きわたるように」と祈念する。日蓮聖人のお言葉にもある通り「子にすぎたる財(たから)なし」。子供はいろいろなことを教えてくれて、笑顔も与えてくれる。どんな人であってもみんな財(たから)のはず。ひとに笑顔を与える力をもっている。
12.19 南知多ビーチランド・内海
【こぼん】師走も中程まで過ぎ大晦日も間近となった。大晦日が終わると当山では、新年に家内安全・身体健全・除厄退散などを約10名の僧侶によって祈願する『新春初祈祷会』が1月11日(日)に行われる。また翌週の1月18日(日)には『写経会』。更に翌月2月8日(日)には『読経教室』初心者コースが開催される。次回の読経教室は法華経の内容には触れず読経の読み方など中心に開催予定。円乗寺檀信徒には年に三回、円乗寺新聞「あんじゅう」で行事案内・報告を行っているが新聞の題字を毎度募集してる。今回は双子の姉妹に題字を書き上げて頂き、第12号(新春初祈祷号)をお姉ちゃん、次号第13号(永代経号)に妹さんが書いたものを掲載。双子といっても一方は納得いくまで書き、一方は一発で決めた。とても微笑ましい空間であった。
12.5 「あんじゅう」第12号発送
【こぼん】心地よい天候が続くこの頃。千葉県法華経寺内日蓮宗大荒行堂へ行僧の面会に向かった。今から5年前の第再行の時に共に修行をした多くの仲間が第参行で入行している為である。面会場に足を踏み入れると自然と身が引き締まり、辛い思い出であった大荒行堂に不思議と入行したくなる。それだけ有り難い場所なのであろう。私も御祈祷の申込み、多くの行僧に囲まれ加持祈祷いただき、私も一心に祈念した。午前中に法華経寺を後にし、急いで名古屋へ戻った。この日は夕方より青年会による茶道研修が西区宝塔寺さまで行われた為。尼僧さんである住職より松尾流の作法を学び、その「こころ」を教わった。普段、作法にとらわれずお茶を頂戴することが多いため、教わったことをすぐに忘れてしまう。今回は、携帯電話のメモに要点を打ち保存した。
12.7 大荒行堂面会・茶道研修
【こぼん】「お説教どうだった?」と友人からメールがあった。こぼんを更新しないのは随分落ち込んでいるからであろうという友人の想いからであろう。前回お伝えした通り「一日、聞法の集い」の説者をつとめた。今はホッとしていてやっと従来の生活ができそう。説者依頼よりいつも頭の片隅に高座説教があった。講題は「イキイキお題目」。布教しようとする僧侶がイキイキしなくてどうすると、今後の自分自身に言い聞かせる講題にした。今回の参加者は約130名。それも信心に満ちあふれていて、聴聞者としてエキスパートといっていい。その周りをさらにエキスパートの僧侶が囲む。前回のこぼん日記を見て東京のご信者さんから「周りのお上人方の評価を気にして緊張しておられませんか?素人の人は、お坊さんの話は聞きたいといつでも思ってます。(昔から・・・)」とのメッセージを頂き、様々な迷いは吹っ飛び当日を迎える事ができた。ご信者さんに救われた。
11.28 一日、聞法の集い
【こぼん】布教師会主催の「一日、聞法の集い」11.28まであとわずか。高座説教を学び約10年。自分自身にとってはいままでにない大舞台となる。11月に入ってからは常にそわそわしている。布団に入り、目を閉じても思い浮かぶのが高座説教の様子。夢の中でも失敗を繰り返す。写真は高座説教の練習の様子で、ここのところまいにち高座に登っている。目の前には聴衆はいないけれど、最近は人形を本堂に持ち込み人形に向かって語りかける。当日の持ち時間は55分ぐらい。ちょうど先程も登高座したが55分ぴったり。ただ本番はそうはいかないんだろう。いつも緊張から早口になってしまって予定時間より早く終わってしまう場合が多い。高座説教は時計も準備するが、残念ながら見ながら時間調整する技量もない。当日は布教師として得難いチャンス。今は出来る限りしっかりと思いの丈を伝えたい。
11.23 高座説教
【除夜祭】『大晦日が近づく程 熱いお寺』と銘打ち4年。年々、情報誌やラジオなどで取り上げられるようになった。お陰で大晦日の人出も増え、当山の年中行事の中では参詣者数トップの行事となった。今年は「冬ぴあ 東海版」に初掲載された。去年の人出の欄では他の寺院○万人となっている中、円乗寺550人と少々恥ずかしい。写真も他の寺院紹介では、境内の写真ばかりなのに関わらず、当山だけは鐘を撞く写真。左画像にあるように掲載されたのだが、鐘を撞くのは高校時代から毎年大晦日には圓乗寺で過ごしてきた友人の家族。近年はスタッフとして除夜祭に尽力いただいている。今まではなにしろ沢山の参詣をと願っていたが、本年は円乗寺付近の方が参詣いただけるようにと考えている。ボランティアスタッフもなんとか現在26名参加予定のところまできた。ホッ。
11.14 『除夜祭』冬ぴあ掲載
【こぼん】終わってみれば咽がガラガラ。こぼん日記を書きつつもなんだか頭がぽーっとする。きっとそのぐらい声を張ってしゃべり続けたのだと思う。今日は第四回の読経教室。テキストとしているお経本の『勧請(かんじょう)』が今回のテーマ。勧請文の一文一句の解説から始まった。例えば『南無証明湧現多宝大善逝』の南無とは?証明とは?湧現とは?多宝とは?大善逝とは?と区切って解説。毎回の事ながら参加者10名は???ばかりだったかと思う。特に他宗派の参加者は?が多かったのではないだろうか。それでも参加者からは「初めて聞く話ばかりだけど、聞くうち氷が溶けるようなスピードでしかないけれど謎が解けたよ。これからも参加して溶かしていきたい」との有り難い言葉をいただいた。ただ次回はまた原点にもどり解説はなしの読経練習を行うこととなる予定。考えてみると初級編といながら中級を通り越して上級編になっていた。次回は初級編でもなく『初心者編 読経教室』として開講する。
11.2 第四回 読経教室
【修法師会】名古屋修法師会(寒壱佰日間の荒行を終えた僧侶を修法師という)研修で身延山一日荒行へ参加した。現在は千葉県中山法華経寺で修行が行われているが古くは日蓮宗の総本山である身延山で行われていた。その際、身延山荒行堂で勧請されていた鬼子母神様は法華経寺行堂へと遷座された。それでも未だお堂や水行場は現存しており、今月23日には新たに鬼子母神様を遷座・開眼法要が行われた。自分自身は法華経寺での荒行しか経験していない為、1日荒行を楽しみにしていた。身延山久遠寺は山に囲まれ、水行の声も山々にこだまする。『立正安国・世界平和』の祈り・願いが全世界に広まるように感じた。法衣も約5年ぶりに麻の清浄衣(しょうじょうえ)に袖を通し、一気に身が引き締まった。左の写真が瑞門でその奥が身延山大荒行堂。数年後に控える法華経寺での三回目の修行の決意報告した。
10.28 身延山 一日荒行
【こぼん】写経会を初めてもうすぐ3年が経つ。約10回目を迎えるが人数は一定ではなく多いときは20名、少ないと時は1名という事もあった。その一名の参加者と今後の写経会のあり方などを話し合ったのが1年前。少しずづ改善してきた。今回は6名。6名のうち3名が30代前半ということで嬉しいがぎり。写経を終えた後での参加者同志の語らいも年令を超えて盛り上げる。次回は新年の写経会を予定。
 最近は、第4回読経教室の資料作成や来月、布教師会主催で開催される「一日、聞法の集い」の原稿作成や練習。また今年も後わずかとなり除夜祭のボランティアの呼びかけなどを行っていて、こころうちは心配だらけなのに空回りの私。『除夜祭』に関しては心配をよそに現在約20名の方がお手伝いいただけるということでホッとしているところ。この季節になるとなによりもお手伝い頂ける方の確保で頭一杯となる。まだまだ除夜祭お手伝い頂ける方 大大募集中!です。
10.19 写経会
【宗務所】名古屋宗務所で日蓮大聖人ご入滅の聖地(池上本門寺)へ団体参拝した。大田区池上の地へ全国より30万人の方が訪れるという。池上本門寺周辺は万灯練行列で賑わい人・人・人でごったがえす。それでも行き交う人の目は輝いてキラキラしている。日蓮大聖人のご命日お逮夜であるならば笑顔なく厳粛な法要を営むだけのイメージを持つかもしれないが『万灯練行列』←をクリックするならばそのイメージは一変するはず。『御会式』という名の由来は大聖人と年に1度再びお「会」いできる日という説もあるように、参拝者は悲しみではなく再びお会いできる喜びと感謝の心を持ち同じ法華の信者が共に同じ時を過ごす。一生に一度是非参拝をオススメ!
10.12 池上 宗務所団参
【こぼん】宗務所団参は12日・13日ということで、私は円乗寺の御会式であるのに関わらず、宗務所所員ということで団参に同行。昨年は女性2人に大太鼓を打っていただき法要。本年は新たに太鼓練習に参加していただいた方が大太鼓を打った。お題目の太鼓と自我偈太鼓を私が叩き録音したものを毎日聞いて当日を迎えられた。詳しくお聞きすると写真にあるような大きな太鼓を自ら新調して日々精進なされたとの事。さて明日は当山の写経会。そして、この日記で紹介する『寺子屋』が行われる。私は写経会があるので参加できないので残念。11月3日午後より名古屋 熱田区 本遠寺さまにてお稚児さんを募集中!参 加 費は10,000円( 衣装・昼食・記念品・記念写真・ご祈祷料を含みます)詳しくはコチラ
10.13 当山 御会式
【全日青】この日を迎える為に資料の作成に追われる日が続いた。この日とは全国日蓮宗青年会 第二回執行部会議。海外で活動されていた僧侶。子供たちが自然と集うお寺作りをされている僧侶など、様々な部門での活躍されている、いわばエキスパートで構成されている執行部。私は事務的な取りまとめをする事務局長。実際に活躍されている方の話をナマで聞けるのは大変ありがたい機会。僧侶といえども全国見渡すとはさまざま個性を持つ。その個性を殺すのでなく。むしろ個性を引き出し重なり合うのが全日青といっていい。目指すと事はひとつ。それぞれの個性で社会へアプローチをかける。写真は会議の前に全国より参集の委員長に名古屋名物ひつまぶしを召し上がって頂いていいる様子。会議中の写真がないのは私の議事進行の不慣れでとても写真のお願いをする余裕がなかった為。いつまでたっても早口は治らない。
10.9 全日青 第二回執行部会議
【青年会】日本福祉大学中央福祉専門学校にお世話になり名古屋青年会でカウンセリング研修を行った。福祉の現状などの講義を終えて、校内を案内頂いた。仏さまを目の前に講義を聴聞することは良くあるが、学校で黒板を目の前に話を聞くのは10年ぶりぐらいだろうか。今回のようにメモを取りながら頭に詰め込もうという気持ちで大学生活を送っていたら、もうちょっとしっかりした僧侶になっていただろうにと言い訳がましいが思う。実習では青年僧同士で介護側と写介護される側に分かれ、ベットで寝ている状態から座らせ、車いすに乗せる練習。身体のしくみの解説とコツが沢山紹介され、力まかせに動かそうと思ってもなかなかうまくいかず、教わった通りにすると自然に起こす事ができる。介護される方の役をした時は、上手い下手がはっきりと体感できた。車いるの使い方など今回の研修はとても役立ちそう。
10.3 カウンセリング研修
【こぼん】「なかなか更新しないですね」「最近忙しいの?」「ついにネタ切れ?」などとお檀家さんや友人より声を掛けられたり、メールを頂いたり。数日前にあと5人に声を掛けられたら更新しようと決め、その日が来た!どちらかというと日記というより案内になるが報恩御会式法要(10月13日11時より)のポスターを作成。
 また、名古屋布教師会では毎年「1日、聞法の集い」といって、たまには一日ゆっくりお説教を聞いてみませんか?という催しがある。そして遂に講師の順番を頂いた。正直なところ当番が回って来てしまったというのが実際のところ。私のお説教の講題は『イキイキお題目』。現在、日蓮宗の僧侶であるからイキイキ出来ているように思う。きっと僧侶の役割を奪われたら生き甲斐を失うであろう。生き甲斐を一度失った後、私はきっと在家として「お題目」を伝えるであろうか。そんな感じの話になるかも?
9.19 『イキイキお題目』
【全日青】奈良県東大寺に訪れたのは修学旅行以来であろうか。こんなに広大な公園に無数の鹿が目に映る。とても懐かしい少年時代の思い出が甦り、心拍数があがったように感じた。今回は全日本仏教青年会(全日仏青)「臨時理事会」が奈良県新公会堂で開かれ全日青事務局長として出向した。本年で全日仏青が30周年を迎えるという事で臨時理事会では世界平和祈願の「奈良千僧法要」について主に話し合われた。「奈良千僧法要」という事で全国各地より加盟の各宗派より合計1000名の僧侶が東大寺に集結し、世界平和を祈願する。会議後、懇親会の席で金峯山修験本宗の方と話す機会を得た。修験道についても聞く事ができ、とても為になった。山中で白い服を着てホラ貝を吹いている映像など一度はテレビなどで観た事があると思う。自分自身、全くの別物だと今まで認識していたので全日仏青でお会いすると思ってもみなかった。写真の鹿のように「エッ?」てな具合。
9.4 奈良県 東大寺へ
【こぼん】第11回寺子屋(今回は1泊2日)が熱田区栄立寺さまに開催された。今回はゲストにスーパーご縁系アーティスト『+−(プライナス)』さんを迎え演奏された。参加の子供たちは歌声とやさしい曲を耳にするとボーカルの手拍子に合わせて手拍子。自然として身体を揺らす。アンコールを含め6曲を披露されたが4曲目にとても思い出深い曲「糸」の演奏があった。思わず目を閉じて回想した。「糸」は中島みゆきさん作詞・作曲。自分自身思い出深いのは2年前の披露宴で高砂より両親の元へと向かい謝辞を述べる際に使用した曲。その時は「Bank Band」(ミスチルの櫻井和寿・小林武史を中心とするバンド)によるカバーの「糸」←是非一度クリックしてお聞き頂きたい。今回、感じた事はプロは人を引きつける魅力がある。自分自身は果たして?と疑問符がツク。
8.29 一泊二日寺子屋
【こぼん】総本山の身延山久遠寺 信行道場では、日蓮宗僧侶となる為の修行が行われている。現在は55名(写真奥の隊列)が日々精進している。今回、総本山に登詣したのは、全日青会長が信行道場外来講師の任を受けた為。私も事務局長としての講義(約1時間)という貴重な時間をいただいた。2回の信行道場書記を経験以後、講堂で話をさせていただける機会はもう二度とないであろうと思っていた。話の内容を簡潔にいうと「青年会活動は必ず今後の糧となる」との内容。「思い返すと名古屋青年会に入会して早10年、さまざまな人に出会い、参考にしたり、マネしたりの10年間だった。そのマネも自分なりにアレンジが加わって自分のものになりつつある今日この頃。いつか自分がマネされる側になれるように今後も精進を誓う。
 さて、写真の奥にそびえ立つのが復元工事中の五重塔。平成20年11月に俊工式、平成21年5月に落慶法要を執り行う予定とのこと。
8.24 信行道場へ
【こぼん】辺りは真っ白となり、椅子に座るお檀家さんに突っ込みそうになった。今日は盂蘭盆会施餓鬼法要、法要途中で僧侶は立ち上がり法要所作を行うのだが、立ち上がり歩み始めたら立ちくらみで辺りは真っ白になりヨレヨレっとした。それぐらい暑かった。近年、お檀家さんも覚悟して法要に臨んで頂いているのか、片手には団扇・扇子。本堂は修行の場といいながらも、心穏やかに合掌できる状況ではなく、法要には多くの方に参拝頂きたいといいつつ逆行しているのかもしれない。それでも本堂に入りきらない檀信徒が境内に溢れるというのは、僧侶としてはとてもありがたいこと。写真は中庭の様子で、自動に水打ちをして少しでも体感温度が下がるようにと心がけた。年々温暖化が進む中、環境問題というと寺院は無関係という思われるが、仏教界では多くの寺院が環境問題の取り組みをしている。圓乗寺もこれから考えていかねばならぬ。
8.16 立ちくらみ
【ぼん日記】私、こぼんちゃん(次男)のぼんちゃん(長男)が満1歳の誕生日を迎えた。今日も変わらず暑い日となった。昨年も確か日差しがとても強い日だった記憶がある。あれから1年、振り返ると卵アレルギーが発覚したり、または初の寝返りに歓喜したりと、一喜一憂の1年間だった。正直、父親としては全くもって出来の悪い父親。今日は早朝に本堂で妻と孝太朗と共に報恩感謝のお勤めをした。左手にする子供用の数珠もまだまだ大きくて、振り回したり手を叩いたりで落ち着きがない。ただそれで当然。逆に1歳児で正座に合掌してシャンとしていたら不安になるかもしれない。右の写真でも孝太朗が前を向いてシャッターチャンスかと思ったら空飛ぶ鳥を指差し、顔は←。何かの記念日には必ず大聖人の銅像前で写真を撮ってきた。孝太朗が大きくなる頃には世界が平和で立正安国たることを願う。夜は中川区にある、自然のままの恵みを楽しむオーガニックレストラン『花小路』さんで誕生日を祝った。卵抜きの誕生日ケーキに一本のローソク。BGMも誕生日の曲にして頂き思い出に残る一日に。それにしても卵抜きでもとても美味しかった!アレルギー対策は万全の『花小路』さんはオススメです!!
8.9 孝太朗 満1歳
【こぼん】相変わらず暑い日が続く。今日は約8年ぶりに東海市妙法寺さまにて法話の機会をいただいた。依頼があったのは4日前で突然の電話に驚いた。妙法寺さまのご住職は寒壱佰日間の大荒行初行を共にし、それ以来とても親しくして頂いているお上人。突然の依頼に対し「ちょっと待って下さい。これはまた急ですね。準備できるか心配です。」とお答えすると「今そうしてドギマギしているのは普段からお説教をしていない証拠だ!」と一喝され当日を迎えた。今回は《法座》といってご信者さんも前にたって30分程法話をする。四座の法話のうち三座目が私の時間。6.8日記で『現代は「法華経を伝えがらない僧侶」と「法華経を求めがらない檀家」そんな関係の中、残念ながらお寺と檀家のバランスが保たれてしまっている』と書いたがこのお寺はその真逆で「伝える僧侶に求める信者」で保たれている。大聖人が望む寺院そのものであろう。さて自身の法話のできにはふれず今日はぐっすり寝ましょ。
8.6 妙法寺さま法座
【青年会】昨夜はぐっすり。そのお陰か今日は非常に身体の調子が良い。昨日まで名古屋青年会主催の『第36回青少年と青年僧の集い』で40名を超える子供たちを引率。年のせいか年々身体がキツくなる。帰りのバスでは、我々先生は真ん中の補助席ということもあって肩に頭がのっかるぐらいに脱力していて、今日になってもどうも首が痛い。でもその疲れも痛みもキャンプ中の子供たちの笑顔を思い出せば吹っ飛ぶ。今回のキャンプは自分自身の子供(孝太郎)が生まれてから初めてのキャンプという事もあって、我が子が親元離れてこのキャンプに参加する時はどんな顔を見せるのだろうかと思いながら過ごした。右写真は朝のお勤めの様子。正直、正座をしてお経を唱えるのは子供たちにとっては苦痛であろう。ただ不自由ではあるが同じ痛みを感じながら、同じ願いを込める。班員の心がひとつになる。参加者の心がひとつになる。仏さまを目の前にお経を読む事で、自分ひとりで生きていていない事を自然に感じ取ってもらえるはず。
7.30〜8.1 青少年と青年僧の集い
【こぼん】毎年この時期に名古屋宗務所主催の『夏期講習会』が行われる。講師は毎年変わり、時には日蓮大聖人がお書きになられた遺文を深く掘り下げ学んだり。また日蓮宗の歴史についての講義を受講したり。本年度は僧侶による講習ではなく講師に慶應義塾大学商学部教授 中島隆信先生をお迎えし、講題「経済学からみたお寺の将来像」を聴講。先生の著書に「お寺の経済学」がある。経済学というと、どうしてもお金儲けの話を連想してしまうが、内容はそういったものではなく、どのようなお寺が必要とされ、どういったお寺が残っていくのか。名古屋の道を10分も車で走るとコンビニを1軒や2軒は必ず目にする。全国でその良く目にするコンビニよりも数が多いのが寺院である。その寺院も減少傾向にあるのが現状。活気があるお寺には人がいる。人がいるから活気がある。地域・檀信徒と寺院・僧侶が『信頼関係』で結ばれる必要があると改めて学んだ。明日からは青年会のキャンプ。
7.29 夏期講習会
【こぼん】暑い日が続く。今日は晴天で風も無い。そんなときこそありがたい御祈祷が『夏病み封じ』のほうろく加持。写真はほうろく加持とは違い子供の『虫だし・虫封じ』の御祈祷の様子。加藤清正公誕生の地で有名な中村区妙行寺にて毎年この時期に行われる。さて虫封じとは?なんたるか。若い人は初めて見聞きする言葉かもしれないが、古くから機嫌が悪くなりやすい赤ちゃんや、じっくり眠らずいつもグズル子供を 「かんの虫がついた」 と表現する。「かん」には「癇」または「疳」の字を使う。昔の人は寄生虫を見かける機会が多かったようで、虫が着いたと表現したとのこと。虫を退治すれば落ち着くという考えより、虫除け・虫抜き・虫封じなどと言う名前が生まれた。それにしても、今日はどれぐらい汗がでただろう。暑い夏のさなかのほうろく加持祈祷は夏の風物詩である。夏休みに入ってまず、ほうろく加持をオススメしたい!
7.19 清正公御正当大祭
【こぼん】4月より複合機コピーをリース契約した。やはりプリンターよりも随分と作業が短縮される。今までは格安カラーコピーで有名な昭和区の「らいぶらりぃ」(30分)でコピーしていた。それにしても先師は達筆の方が多い。数百軒のお檀家さんへ年中行事の案内で宛名を年に5回程書くだけでも随分上達するのであろう。自分自身はキーボードは打てども筆はサッパリ。便利になるとなるだけ得るものあれば失うものもある。インターネットの善し悪しが報道され討議される。インターネットは決して悪いモノではない。使う人次第である。秋葉原の一件からダガーナイフの所持禁止なども報道もあるが、そんな事で解決できるものでもない。便利なモノは人が作りそして人が使う。便利はこれからもより一層加速しそうな世相。だからこそ感謝を忘れてはならぬ。こぼん日記もほどほどに書道研修もせねばと思う今日このごろ。
7.4 複合機コピー
【こぼん】沖縄にとって終戦の日とは8月15日ではなく6月23日。63年前のこの日、沖縄守備軍、第32軍司令官、牛島満は摩文仁(まぶに)司令部のあった地下壕で自決した。以後、沖縄県によって「慰霊の日」と定められ、毎年「沖縄全戦没者追悼式」が営まれている。沖縄終戦後、日本人の遺体を集めて、その遺骨、遺体を片付けずに、多くの遺体の上に、米軍はアスファルトで舗装したという。沖縄というと現代ではリゾート地とのイメージが定着しつつあるが、我々はその道の上を20余万人もの戦没者の慰霊の為、そして不戦の誓いの為、更には祖願である立正安国・立正平和の世界の実現の為、糸満市街からひめゆりの塔、平和祈念公園へと唱題行脚を全国より約80名の青年僧と、約40名の檀信徒で行った。行脚途中に一般参加檀信徒が急性心筋梗塞で倒れられ、その後心肺停止に。26日、心をひとつにして唱題行脚した同志のお通夜(千葉県勝浦)に参列。これからもその志を忘るることなくしっかり前を向いて写真の様に先は果てしなくとも途中で亡くなった同志と共に一歩一歩あゆみたい。
6.23 沖縄慰霊行脚
【全日青】九州結集(5.23)より光岡会長執行部が発足。早速、酒井日慈 日蓮宗管長・小松浄慎 日蓮宗宗務総長に表敬訪問を行った。やはりお出ましになると思わずサッと1歩2歩と後ずさりして自然と頭が垂れる。酒井管長猊下よりお話を賜る中で「人はイキイキ生きなければならん」とい
6.10 表敬訪問(管長)
った言葉があった。そうお話をなされる管長猊下はまさにそのお姿であった。管長猊下は大本山池上本門寺の御山主でもある。昨年の初詣参拝者は初めて十五万人を越えて、都内の神社仏閣初詣人数第十位にランキングされた。イキイキした住職はお寺もイキイキさせるのだ。
6.10 表敬訪問(総長)
【こぼん】晴天の中、第3回『読経教室』が開催された。第1回は自我偈 第2回は方便品 今回第3回は『開経偈』を読みながら順に解説。大学を卒業した後、当山で過ごすこと早10年。この末法の時代は「法華経を伝えがらない僧侶」と「法華経を求めがらない檀家」そんな関係の中、残念ながらお寺と檀家のバランスが保たれてしまっている。この現状は果たして命をかけてお伝え頂いた大聖人の本意であるのかという思いから読経教室を開設するに至った。そのため、参加者は少ないかもしれないが「法華経を求めている檀家」となる。法華経は確かに難解難入。そのせいにしてはいけないがお帰りの際に質問したら頭の中にはまだまだ?(ハテナ)だらけの様子であった。言い訳になるかもしれないが内容を知ることよりも法華経を求めてお寺に足を運ぶことがなによりも尊いのであろう。今回の開経偈解説は短いため、余った時間で太鼓練習をして修了。毎度のことだが終わったあとに自分自身の足らなさを思い知ることになる。
6.8 第3回 読経教室
【こぼん】こぼん略歴のところに趣味・テニスと書きながらテニスネタの日記は初となる。大学時代は立正大学体育会硬式庭球部で青春を謳歌した。今でも苦楽を共にした仲間は結婚披露宴などには必ず駆けつけ余興を披露する。4年間必至にテニスをすると左右の腕の太さも随分違い利き腕の右腕の方が太くなる。左写真は久々にニッケテニスドームの中級・上級の試合にエントリーし優勝!トロフィーを掲げているところ。近年はテニスをする時間が限られ随分腕も落ちた。それだけに今回の優勝は学生時代の自信を呼び起こさせる試合となった。ダブルスのペアは高校時代の同級生で、ダブルスを組んで試合に参戦するのは初。ただ優勝したのが大切なのではなくて誰と組んで優勝したかが自分自身にとっては重要。決勝も6-4と厳しい試合となり最後のサーブは私。正直かなりビビっていたが最後までペアと自分を信じてプレイできた事が勝因であると振り返る。
6.1 テニストーナメントで優勝
【青年会】34回目を迎える青年会主催 通称水子供養会が雨天の中、瑞穂区善進寺さまにて開催された。今回、法要中の私の役は『献香』。献香とは簡単に説明すると神仏にお香をたいて供えること。近年は青年会役職が会計であった為、受付に座り法要に出仕する事はなかったが会計の任期も満了した為、久々の法要出仕となった。善進寺さまの本堂は音が響きとても心地よい。自分自身の声が美声であると錯覚してしまうくらいである。法要の終盤では参拝者も共に『南無妙法蓮華経』と唱えると大音声となって響き渡る。円乗寺ももっと多くの参拝者が集うお寺にしたいと夢は膨らむ。夢というともうすぐ生後十ヶ月のうちの孝太朗の寝顔は悲しそうな顔をしたかと思うとにっこり笑ったりする。その表情がなんともえいない。どんな夢をみているのだろうかと想像していると自分自身も自然と顔がゆるむ。無垢な笑顔が私に活力を与える。
5.31 青年会水子之霊位追善大法要
【こぼん】こぼん日記も8ページ目となった。初めから数えてみたらもうすぐで200回目の日記更新となる。お陰で僧侶を含め、いろいろなところで「こぼんみてるよ」と声をかけられる。そしてこぼん日記をみてメールを頂ける事も少なくない。前回日記で全日青事務局長となり日々バタバタ日記していますというような内容を綴った事で方々より10通を超える応援メールを頂いたりとありがたい限り。さて、今回の日記は日蓮宗新聞通信会議。こぼんは昨年より日蓮宗新聞の通信員となり特に名古屋管内での催しの記事などを日蓮宗新聞社へ送稿するのが役目。もちろんより多くの方へ新聞の購読を勧める役目もある。左写真は中部地区の通信員で作成している日蓮宗新聞教区版。今回のものは斬新でチャート式になっていて、質問に『はい』・『いいえ』で答えていくもの。そして最後に今の自分自身の心の場所がわかるようになっている。例えば今は地獄の心・餓鬼の心など。こぼんも試しにチャレンジしてみたら残念ながら修羅の心であった。新聞に記されている処方箋を読んで少なくとも人間の心へ辿り着きたい。
5.28 教区版通信員会議
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